時間の無いサラリーマンが、副業で安定した収入を得るためには、とにかく外注を使い倒して時間を確保することが大切だ。
月に10万円程度の収入を得るだけなら、一人の作業でもそれほど時間に追われることなく稼ぐことはできるだろう。
ただ、それが30万円、50万円という金額を超えてくると、徐々に一人作業で回すのが苦しくなってくる。
できなくは無いが、ちょっとエライ感じだ。
また、休みの日もそれなりに作業が必要となってくるので、家族の風当たりも強くなってしまう。
だから、毎月安定して10万円程度の収入が得られるようになったら、さっさと外注さんを探して、作業をお願いしてしまおう。
今回は、外注を使ったビジネスの効率化や外注先の探し方などについて書いてみよう。
1.外注化の重要性
私が推奨しているヤフオク、ebayと独自ネットショップを融合したハイブリッド戦略を展開するためには、それなりに人が介在する作業が必要になる。
アフィリエイトやYoutubeなどのネットビジネスと違い、どうしても人が介在する部分を外せないところが、物販事業の最大のネックかもしれない。
だが、このネックをクリアーできれば、物販事業は安定感、再現性、継続性などあらゆる意味において最強のビジネスモデルとなる。
そして、それは可能だ。
なぜなら「介在する人=自分」である必要は無いからだ。
ここを自動化することができれば、自分はフリーな立場に立つことができる。そこで必要となるのがシステマチックな外注化なのだ。
1−1.どんな作業が外注化できるのか。
ネット物販事業においては、一体どこまでの作業を外注化することができるのだろうか。
その答えは、販売の主戦場をどこに置くのか、どのような商品を扱うのかによって違ってくる。
例えば、ヤフオクやAmazon、ebayなどのプラットフォームを使うのか、そこにネットショプも加えるのかといった市場選択の要素。
そして新品だけか中古品も扱うのか、有在庫か無在庫かと行った取扱商品の性質の要素。
この2つの要素によって、どこまで外注化できるかの範囲は変わってくるだろう。
私が推奨している国内外のプラットフォームと独自ネットショップで、新品と中古品を、それぞれ有在庫と無在庫で扱っている「物販のハイブリッド戦略」。
この戦略を実践するには、どの部分の作業が外注化できるのだろうか。
現在の私のビジネスの流れはこんな感じだ。
- 商品検索・・・システム
- 仕入れ(在庫ビジネス)・・・自分
- 検品・清掃・・・外注
- 写真撮影・・・外注
- 商品登録・・・外注
- お客様対応・・・外注
- 発注作業(無在庫ビジネス)・・・外注
- 梱包・発送・・・外注
- アフターフォロー・・・外注
以上
ご覧の通り、ほぼシステムと外注だけで回すことができる。
現在、中古品の在庫型販売の仕入れだけは自分で行っている。中古商品と言う性質上、ある程度の目利き力が必要となってくるためだ。
この中古品を在庫して販売するビジネスは非常に利幅も取りやすく、他店との差別化もできて、顧客を囲い込みやすいので、「物販のハイブリッド戦略」上、外すことができない。
ただ、仕入れはネットの商品を「ポチッとな」とクリックするだけなので、iPhone片手にどこにいても問題なくできる作業である。
これは、以前の記事 サラリーマンが副業で稼ぐのにネットビジネスが最もいい4つの理由 でも書いているが、ネットビジネスの手離れの良さを存分に享受できている状態だろう。
最終的には、この中古品の在庫ビジネスも完全に外注できるようになれば、あとは必要時に指示を出す程度で、本当に何もしないで不労所得が得られるようになる。
1−2.どこで外注を見つけるのか。
それでは、そのような外注さんをどこで見つければ良いのか。
それは以下のような専用サイトがある。
- クラウドワークス・・・日本最大級のクラウドソーシングサービス
- ランサーズ・・・ クラウドワークスに並ぶ日本最大級のサービス
- シュフティ・・・ 在宅ワークを求める主婦の登録数No1
- @SOHO・・・ プロのフリーランサーを多く抱える老舗サイト
- ジモティ・・・ 地元の情報が満載の掲示板サイト 求人も可能
それぞれのサイトが独自の強みを持ってサービスを提供している。
私が使っているのはクラウドワークスとランサーズ、そしてジモティである。
個人的な感想でいえば、ランサーズはエンジニア系の人材が豊富で強い印象がある。だから、システムを組んでもらいたい時は、ランサーズを中心に募集をかける。
上の、商品検索を自動で行ってくれるツールはランサーズで見つけたエンジニアの方に作ってもらった。
クラウドワークスは、オールマイティに優秀な人材が揃っている感じ。
例えば、文章の作成や英語サイトの商品説明の翻訳作業、HPのデザインなどもいいかもしれない。
私は、このサイトで文章作成と無在庫ネットショップの商品説明の翻訳などを依頼している。
それから侮れないのがジモティだ。
ジモティは、その名の通り自分が住んでいる地域の掲示板サイトなので、読者も近隣の人たちである。そのため身近にいて欲しい作業をお願いする際にはジモティを活用するようにしている。
例えば、商品の検品作業や清掃作業などがそうだ。
私も中古カメラの検品作業と掃除、それから商品登録作業などはジモティを使った募集で人を集めている。
それから余談となるが、奥さんにママ友なんかを紹介してもらうのも良い。
子供が小さいうちは、なかなか外に働きに出られないので、自宅で作業ができる仕事を探している主婦の方は多い。
ママ友で素性もわかる人たちなので安心してお仕事をお願いすることができるだろう。
以上、いろいろなサイトがあるので、ご自身の必要に合わせて優秀な外注さんを獲得して欲しい。
2.外注を募集する上で注意すること
外注さんを募集、採用する上で注意しておかなければいけない点がある。
まず、「自分が望む100%の外注さんはいない」ということを心得ることだ。
当然、外注さんにはお金を払ってお仕事をお願いすることになる。
なけなしの自己資金を人にお支払いして仕事をしてもらうのだから、発注側のあなたとしては完璧な仕事を求めるだろう。
しかし、それは99.99・・・・・・%無理な話である。
世の中にはいろいろな人がいて、考え方も違えば能力も違う。あなたにとっては当たり前と思っていることでも、相手にとっては違うことはいくらでもあるのだ。
それは仕事をお願いする時も同じ。できて当たり前、自分のイメージした通りの仕事が帰ってくると考えるのは傲慢である。
人にものをお願いする時は、自分のイメージの70%程度であることを自覚しよう。
逆もまた真なり。自分が想像していたものよりはるかに素晴らしい仕事をしてくれる方もたくさん存在する。
例えば、私が作ってもらったシステムなどは、自分が想像していたものをはるかに上回るものであったりすることが多い。
その道のプロフェッショナルが多くの経験の中で得た知恵を、クライアントである私のニーズを汲み取って、それをはるかに超えた納品物を提供してくれたりもするのだ。
だから、人に仕事をお願いする時は、柔軟な発想と広い許容の気持ちを持って対応しよう。
それが「人を使う」ということなのである。
3.さいごに
サラリーマンが一定以上の副業収入を安定して稼ぐためには、外注を活用したビジネスの仕組み作りは避けては通れない。
うまくビジネスの作業を外注にシフトすることができれば、あなたの時間は格段に増えることになる。そして、稼げる金額も飛躍的に伸びていくことになるに違いない。
今回の記事を参考にして、月収10万円以上の副収入を安定して得られるようになったら、あなたのビジネスの外注化にぜひ取り組んで見て欲しい。
さて次は、「ネット物販ビジネスを始めるのに高額な情報商材と、高額な塾は必要なのか?」について書いてみよう。