妻が社長のプライベートカンパニーでも取得できるビジネスクレジットカードが知りたい人。「なんとか妻を社長にしてプライベートカンパニーを設立できたぞ。これから事業を運営するために法人用のビジネスクレジットカードを作りたい。でも、設立したばかりの会社が法人クレジットカードを作るのは難しいって聞いたなぁ。しかも、妻を社長にしているから、信用面とかいろんな意味で余計に取得が難しいんじゃ無いだろうか。なんとか法人クレジットカードを取得したいので、妻社長の会社だからこそ特に注意する必要がある点、審査が通りやすいクレジットカードの見分け方があったら教えて欲しい。」

 

 

そんな疑問に答えます。

 

✅ 本記事のテーマ

妻社長のプライベートカンパニーでも取得できる法人用のビジネスクレジットカード

 

◼️目次

・妻社長のプライベートカンパニーはビジネスクレジットカードを作り難い理由

・妻社長のプライベートカンパニーでビジネスクレジットカードを取得する際に注意するべきこと

・設立間もない妻社長のプライベートカンパニーが申請すべきクレジットカード5つのポイント

・妻社長のプライベートカンパニーでも実際に取得できたクレジットカード2社

 

✅ 記事の信頼性

記事を書いている私は、ネット物販の副業を始めてすぐに妻を社長にしたプライベートカンパニーを設立。かれこれ8年程になります。

妻社長のプライベートカンパニー特有の様々な問題も、試行錯誤を繰り返しながら運営するノウハウを蓄えて現在に至ります。

》参考:普通のサラリーマンが副業で自由な人生を手に入れるために必要なたった二つの秘訣

 

 

◼️はじめに

プライベートカンパニーを設立したら、すぐに取得しておきたい2大ビジネスツールがあります。それは法人用の銀行口座と法人クレジットカードです。

ビジネスはお金を稼ぐことが目的なので、まずはお金周りのツールを準備するのは必須ですね。

 

ただ、あなたが持っているクレジットカードは個人カードなのでビジネス利用は規約違反。

個人カードは、仕入れや経費利用で使ってはいけません。

そのため、ビジネスで利用できる法人用のビジネスクレジットカードの取得は必須になります。

 

でも設立したばかりの会社というのは、この法人用の銀行口座とビジネスクレジットカードを作るのはとてもハードルが高いです。

 

それは、出来立てホヤホヤ会社では、そもそも信用力がないから。

 

でも大丈夫。

しっかりと探していけば妻社長のプライベートカンパニーでも取引してくれる銀行やクレジットカード会社はあります。

 

今回は、ビジネスクレジットカードを取得するための大切な考え方と選ぶポイント、そして特に妻社長のプライベートカンパニーでも取得実績があるビジネスクレジットカード会社に焦点を当てて、もっとも確率の高い2社を紹介して行きます。

 

 

 

1.妻社長のプライベートカンパニーはビジネスクレジットカードを作り難い理由

敵を知るにはまず自分から。

なぜ、設立間もない妻社長のプライベートカンパニーはビジネスクレジットカードが作りにくいのか見ていきましょう。

 

1−1.設立間もない企業には会社としての信用力が無い

超当たり前の話ですが、出来立てホヤホヤの法人は、全く信用背景がありません。

だから当然、銀行もクレジットカード会社も取引開始を非常に警戒するんですね。

 

出来立てホヤホヤの会社というのは、人間でいうところの赤ちゃんです。

生まれたての赤ちゃんが「クレジットカードを欲しい」って言っても、そりゃ無理でしょう。

「大丈夫、5年後には立派な幼稚園児になります。」って言われても「はぁ、だから何?」的な話です。

 

確かに会社の成長は人間に比べれば非常に早いです。それでも設立したばかりの企業は、ビジネスでの実績は全く無いのですから信用力はゼロであると自覚しましょう。

 

 

1−2.主婦から突然社長になっても経営者としての信用が無い

特に専業主婦だった妻を社長にしたプライベートカンパニーであれば、そのハードルはもう3段階くらい上がってしまいます。

これは専業主婦がどうこうの話では無くて、会社経営とは全く別分野にいた人が急に社長になることのリスクです。

 

私の妻も、もともと我が家では女帝に君臨しており、我が家を支配している絶対権力者ですが、家を仕切る女帝と会社を仕切る社長はやはり違うということです。

 

それを露骨に表すのが過年度の収入。

 

専業主婦であれば、過年度の収入は0円なわけです。

つまり、「これまで収入が無かった人が、社長になったからって急にお金が稼げるの?」という疑問がクレジットカード会社でも一番気にするところなわけでして。

 

そりゃそうですよね。

借りたお金を返済できるかもわからない人には普通お金を貸しません。

その点も、相手の立場に立ってしっかり理解する必要があります。

 

 

2.妻社長のプライベートカンパニーでビジネスクレジットカードを取得する際に注意するべきこと

それでは、そんな信用力ゼロのプライベートカンパニーの社長がビジネスクレジットカードを取得するためにはどうすれば良いか。

まずは絶対に外せない考え方を3つ述べていきましょう。

 

 

2−1.とにかく「審査に通りやすいかどうか」という基準を最優先に考える

一般的に、クレジットカードを選ぶ上で、気になるのがカード付帯特典です。

クレジットカードには、ポイント還元率やマイル取得率、各種無料特典や割引サービスなど様々な付帯サービスがついています。

 

クレジットカード選びでは、もっとも気になるポイントですよね。

でも、設立間もないプライベートカンパニーの社長が選ぶポイントはそこではありません。

 

もっとも重要なのは「とにかく審査に通りやすいかどうか」。

 

この1点に全力集中する必要があります。

上で述べた通り、出来立てのプライベートカンパニーでは、そもそもクレジットカードを作るのは非常に困難。

 

基本は無理だと思った方がいいです。

 

そんな会社が、なんとかクレジットカードを作りたいというのですから、まずは謙虚に「クレジットカードを発行して頂けるのであればとにかく感謝」というスタンスで行かなければいけません。

「特典は全くついてなくても構いません。お望みであれば靴だって舐めます。とにかくクレジットカードの発行をお願いします。」

この精神を肝に命じましょう。

 

 

2−2.いっぺんに複数のクレジットカード会社への申請をしてはいけない

次に重要なのは、いっぺんに複数のクレジットカード会社に申請をしないこと。

「そんなに取りにくいのなら、下手な鉄砲も数打ちゃ当たる戦法でいけばいいじゃん」みたいに思うかもしれませんが、これは絶対にやってはいけません。

 

理由は、信用面にますます傷がつくから。

 

クレジットカード会社が申請者の与信(信用)を確認する際、全ての会社は指定信用情報機関CICという組織に確認をします。

そこは、申請者に関するこれまでのクレジットヒストリーを全て管理している、それは恐ろしい機関です。

当然、その中には近時のクレジットカード申請状況などもチェックされています。

 

仮に同じタイミングで一度に多数のクレジットカード申請がなされた場合、クレジットカード会社としては「この人、資金繰りに何か問題があるんじゃないか??」といった疑惑が生まれます。

反対の立場なら当然そうですよね。

さらに、複数のクレジットカードで仮に審査が通った場合、自分の会社のカードがすぐに解約されてしまうのではというリスクも当然カード会社にはあるわけです。

 

そうなったら、通るはずの審査も通らないなんていう状況にも陥りかねません。

 

そのような疑惑がもたれることの無いように、クレジットカードの申請は必要最小限で、かつ新撰組斎藤一の牙突のような一発必中の意識を持って申し込むようにしましょう。

 

 

 

2−3.可能であれば2枚程度のクレジットカードは取得する

これも超重要ですが、最低でも2枚以上のクレジットカードを取得するようにしましょう。

これには2つ理由があります。

 

それは「サスペンドに対するリスクヘッジ」「利用限度額の金額」です。

 

 

リスクヘッジの問題。

リスクヘッジについては、もし利用しているクレジットカードが何かしらの理由で使用できなくなった場合、1枚しか持っていないとその時点でビジネスがストップしてしまいます。

そんなことあるんかいって思うかもですが、実は普通に起こります。

 

実際、私の生徒さんでもカードが何かしらの理由で急に止まったなんてこともありましたし、私の妻のカードは急に限度額が縮小されてしまうことがありました。

 

理由は教えてもらえませんでした。(だから余計に怖い。。。)

 

もし仕入れや各種支払いで使っているカードが急に止まってしまうと、支払遅延を起こしてしまう可能性だってあります。

これ本当に怖いですよ。

そんなことにならないためにも、クレジットカードはメインカードとサブカード、最低2枚は保有するようにしましょう。

 

 

利用限度額の金額的な問題。

目でたく、ビジネスクレジットカードが発行されたとしても、おそらく最初の限度額はかなりショボいと思います。

50万円くらい出れば御の字。大体は30万円程度がやっとのはず。

 

そうなると多少高額な出費を支払うと、それだけで限度額オーバー。引き落としが終わるまで次の利用ができません。

そんな状況を避けるためにも、やはり最低2枚のクレジットカードは保有しましょう。

 

しかも、信販会社の異なるカードでなければ意味がありません。

 

例えば、2枚ともVISAカードであった場合、限度額が30万円だと全部のカードの合算額で30万円が枠になります。

 

あくまで信販会社ごとの保有者の個人枠が限度額になります。

 

その点は注意して、別の信販会社が発行するクレジットカードを取得しましょう。

 

 

 

3.設立間もない妻社長のプライベートカンパニーが申請すべきクレジットカード5つのポイント

設立間もない妻社長のプライベートカンパニーがビジネスクレジットカードを作るに当たっての心構えと注意すべき点がわかったら、具体的に審査に通りやすい申請すべきカードのポイントを見ていくことにしましょう。

これは大きく5つあります。

 

3−1.決算書提出が必要ないこと

ビジネスクレジットカードを申請する際には2年から3年分程度の決算書提出が求められる場合が多いです。

そこでは「黒字なのか赤字なのか」といった基準で審査がされるのだと思います。

でも設立したばかりの会社であれば、当然まだ決算を迎えていませんので、そもそも決算書提出なんて無理ですね。

 

それじゃあ、最初から無理じゃんって思うかもですが、実はそんなこともありません。

数は多くないですが、このような決算書類の提出を求めないカード会社もあります。

それは会社向け発行ではなく、代表者個人向け発行をうたっているカード会社です。

 

そのようなカード会社をまずは選ぶようにしましょう。

 

 

3−2.代表者個人の情報申請だけでOKなこと

通常、決算書の提出を求めないクレジットカード会社でも、会社の登記事項証明書などの会社情報提出を求める会社も多いです。

そのポイントは、おそらく資本金の額や設立年月日の確認をしているのだと思われます。

そこで設立時期が直近であり、かつ資本金が少ないと審査に通りにくい可能性がありますね。

 

決算書は見なくても、そのあたりを見られると弱いのが、設立間もない妻社長のプライベートカンパニーです。

そのため、そのような会社情報の提出を求めないクレジットカード会社を選ぶようにしましょう。

 

また、もう一点重要なポイントとして、代表者個人の情報であっても過年度の収入証明を求められる場合が多いです。

この点も、妻社長のプライベートカンパニーの弱点ですね。

だって、専業主婦だったら過年度の収入ってゼロですから。

 

そういった弱点を露呈せずにすむためには、過去の収入証明を求めてくるクレジットカード会社もNGです。

ここもポイントとしてしっかり押さえましょう。

 

 

3−3.複数ラインがあって一番下のグレードにすること

ビジネスクレジットカードでも、複数のラインが準備されているものがあります。

よくあるのが一般カード、ゴールドカード、プラチナカードみたいな感じですね。

それは、限度額や付帯特典などで分けられている場合が多いですが、ここで重要なのはやはり限度額のところだと思います。

 

限度額が低いということは、審査基準も低いということです。

 

なんども繰り返しますが、基本的に設立間もない妻社長のプライベートカンパニーは信用力がありません。

出来るだけ審査基準は低く設定してもらわなければいけないわけです。

そういった理由からしても、やはり複数ラインのカードの一番下のグレードに申請をするのが良いでしょう。

 

 

3−4.できる限り業界シェアが低いこと

クレジットカード会社の間でも、当然シェア争いはあります。

大手カード会社は、そのブランド力から集客はしやすいですが、中小クレジットカード会社はその点で大手に遅れをとってしまいます。

 

そのようなシェアが低い会社が、大手に立ち向かって利用者を増やそうと思ったら、どのような戦略を立てるでしょうか。

当然、相手よりも審査を緩くして、出来るだけ多くの人にカードを発行したいですよね。

 

ちょっとマニアックですが、これも結構重要なポイントですので押さえておきましょう。

 

 

3−5.頻繁に初年度無料キャンペーンをやっていること

はい、これも分かりやすいですね。

初年度無料キャンペーンの目的は何か。

それは出来るだけお客さんを増やしたいというクレジットカード会社の気持ちの現れです。

 

出来るだけクレジットカード取得の敷居を下げることで、お客さんを沢山引き入れたいと思っているわけですね。

そんな相手からのラブコールにはしっかり乗ってあげましょう。

 

たまたま無料キャンペーンをやっていないタイミングでも、基本的にはお客さんが欲しい意思は変わりませんので大丈夫です。

 

 

 

4.妻社長のプライベートカンパニーでも実際に取得できたクレジットカード2社

さて、あらゆる観点から妻社長のプライベートカンパニーが申請すべきビジネスクレジットカードのポイントについて述べてきました。

それでは、実際に

 

・決算書の提出義務がない

・代表個人の情報申請(収入証明不要)だけで良い

・複数ラインがある

・出来るだけカードの業界シェアが低い

・頻繁に初年度無料キャンペーンをやっている。

 

これらの条件を満たし、取得までできるカードはあるのか。

 

はい、あります。

 

それは、三井住友ビジネスカード for Ownersライフカード ビジネスライト スタンダードの2つです。

 

現状見た限りで、これらポイントを満たしているカードはこの2社だけですね。

その他のカードはアウトです。

 

じゃあ、実際に申請してこのカードは審査が通るのかというと、この2社は設立1ヶ月程度の時期に申請して実際に取得できました。

私の他、私の生徒さんも基本、この2社に申請をしてもらっていますが、ほぼ通過しています。

 

実績値としては、両方審査が通る比率はざっくり7割くらいですね。

もしくはどちらか一方であれば8割強という感じです。

 

その中でもライフカードビジネスライト(スタンダード)の方が若干通過比率が高い印象です。

 

繰り返しになりますが、とにかく設立間もない妻社長のプライベートカンパニーがビジネスクレジットカードを取得したいと思ったら審査に通ることを最優先というか唯一の基準に据えて申請しましょう。

 

そして審査に通りやすいカードに狙いを定めらた、無駄玉は打たずに一撃必殺に申請する。

 

少なくとも2枚程度のカードは取得するように頑張る。

 

これでOKです。

とにかく繰り返しになりますが、ビジネスクレジットカードの取得は会社運営には必須です。

会社を設立して法人用の銀行口座を開いたら、必ず取得するようにしましょう。

 

 

記事で紹介した妻社長のプライベートカンパニーでも取得できるビジネスクレジットカード。

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