今年が副業元年と巷でも言われているように、ここ最近は副業を始めたいというサラリーマンの数も非常に増えてきたように思う。

私が副業を始めた頃は、まだまだ副業している人間はアンダーグラウンドなはみ出し者的な扱いをされていたことを考えれば、わずかな期間で日本も大きく様変わりしたものだ。

そうとは言っても、やはりまだ日本中のサラリーマンでも副業を実際に始めている人は少数派。これから第一歩を踏み出そうという人が大半だろう。

 

もちろん、収入を増やすためなら副業をした方がいいのは間違いはないのだが、一歩間違うと副業のせいでいろいろと不都合なことが出てきてしまうこともありえる。

そんなことにならないように、副業を始める前にサラリーマンが知っておくべき事実を確認しておこう。

これを知っているか知らないかで副業に対する取り組み方や、副業での成果に大きな違いが生まれてくるに違いない。

 

1.どれくらいの金額を稼ぎたいのかはっきりさせる。

まずは、あなたはどれくらいの金額を副業で稼ぎたいのだろうか。月に1万円だろうか。それとも10万円、30万円、100万円??

これを決めておかないと、次のステップ(どうやって稼ぐか)に進むことができない。それは、あなたが選ぶ副業の方法によって稼げる額(上限値)が変わってくるからだ。

もちろん稼げる金額は大きいに越したことはないが、それでも自分にとって本当に必要なお金はいくらなのかを決めておくことを忘れてはいけない。

 

そのためには自分のゴールを決めて、そこから逆算していくのが良いだろう。自分が手に入れたい状態をまずは明確にして、そのためにはいくらの収入が必要であるかを考えていくのがオススメである。

 

2.どうやって稼ぐのかを決める

副業と一言で言っても、その稼ぎ方は多種多様である。コンビニやすき家でバイトするのも副業だし、実家が魚屋をやっていればその手伝いも副業になる。そして私が推奨しているパソコンを使ったネットビジネスも副業だ。

副業の数々は別記事にも書いたので参考にしてほしい。

▶ サラリーマンに副業のオススメ6選、自分にあった稼げる副業に取り組もう。

 

いずれにせよ、サラリーマンが副業に取り組むには考えなければならない3つの問題がある。それは、時間的な問題、空間的な問題、そして社会的な問題だ。

 

2−1.時間的な問題。

日々、忙しい生活に身を置いているサラリーマンのあなたには、副業をできる時間はきっとかなり限られるだろう。一般的にサラリーマンは朝から晩まで仕事をしているし、土日も家族サービスという重責がのし掛かってくるからだ。

そんな多忙を極めるサラリーマンである以上、副業を始める前には、自分は副業のために、どれだけの時間を確保できるのかということを客観的に把握する必要がある。

いつ、どれだけの時間が確保できるのか。その答えによって、自身が選択すべき副業の内容は大きく異なってくる。

 

まずは自分が副業に取り組める時間は1週間のうちにどれくらいあるのかを一度ノートにでも書き出してみることをオススメする。

 

2−2.空間的な問題

どこで副業に取り組むのかを考えることも、とても重要である。自宅以外の場所に通って仕事をすることでも問題ないのか、それともやはり在宅でしか無理なのかなどを一度しっかり考えてみよう。

上記の時間的問題とも重なるが、一般的に多忙を極めるサラリーマンの副業であれば、できれば会社と自宅との通勤途中の場所か、やはり在宅でできる仕事でないと難しいかもしれない。

例え、あなたがアクセスの良い都心部に住んでいても、普段の生活のルーティーンと逸れた新しい環境にわざわざ出向くのは結構ストレスである。

 

そして、少しでもストレスを感じる状況を、人間なかなか中長期的に続けていくのは難しいものだ。

 

2−3.社会的な問題

社会的な問題とは、例えば会社の副業規定などもそうだし、自分の家族の理解なんていうのもある。

外的要因の最難関としてはやはり副業禁止規定だろう。あなたの会社は副業は認められているだろうか。名目上は良いことにはなっていても、実際は査定に影響が出てしまうのか。そもそも絶対ダメなのかなどもしっかり確認する必要がある。

この確認をおろそかにしたら、一発アウトの危険性もある。ただし、間違っても総務部に行って「ウチって副業OKでしたっけ」的なアホな質問はしないように。(バレバレである。)

 

それから家族構成なども含めた自分を取り巻く環境も、どのような副業を選ぶかという要素に実は大きく影響してくる。

ちなみに、私自身の経験から言えば、この家族環境というのが、副業を始めるにあたって、そして続けていくにあたって一番足を引っ張る要因となったように思う。

やはり家族の時間をおろそかにすると奥さんや子供の風当たりは厳しくなるのだ。。

 

3.時間給の限界を知る。

サラリーマンが副業をしたいと思ったとき、一番に思いつくのはアルバイトだろう。

「会社の仕事が終わったら、そのあとに時給1000円のアルバイトを3時間しよう。週に3日働けば1000円×3時間×3日間×4週間=36,000円の副収入が貰えるぞ。」という具合だ。

だが、アルバイトのような時間給の副業は「自分が働いた時間分の給料が発生する」だけである。1時間働けば1時間分の給料が、10時間働けば10時間分の給料が手に入るわけである。

 

本当にそれで良いのか。そういった働き方が本当に自分の求めている副業なのかを考えることも重要である。

どんなに頑張っても、時間給での副業は収入に限界がある。それもかなり低い限界であることを忘れてはいけない。

もしあなたがお小遣い程度ではなく、経済的に自由になれるほどの副収入を得たいと思っているなら尚更、時間給の限界をあらかじめ知っておく必要があるだろう。

 

4.周りは敵だらけということを知る。

副業をやろうとすると、それを邪魔してくる障害物がいたるところに存在することに気づく。周りの家族や友人からは、ほぼ間違いなく

「副業なんて、やめておきなよ。」「怪しいことに手を出すんじゃないよ。」「バレたらクビになるんじゃない?」

的な言葉をかけられるだろう。私も副業を始めた当初は妻から散々このようなネガティブなことを言われたものだ。

 

だが、ここでへこたれてはいけない。こんな根拠もない忠言を言っている人たちは、あなたのためを思って言っているつもりになっているが、実際は何も考えていない。

周囲の人間はあなたが副業にチャレンジすることが羨ましかったり、自分の知らない世界だから文句を言っているだけなのである。

特に、私が推奨しているネットビジネスをやるなんて言った日には、普通の人なら間違いなく怪しむだろう。それは単純にネットビジネスの知識がないことも理由だし、またそこにいくら可能性があっても普通の人は自分の知らないことに挑戦するのが怖くて一歩を踏み出せないのだ。

 

だからこそ、新しいことを始めるあなたの周りには、それを阻む敵がとても多いことを最初から知っておこう。そしてその敵に負けない強い意志を持って行動する必要があるのだ。

 

5.副業は全て自己責任であることを知る。

これが一番大事なことであり、サラリーマンにとって一番難しい部分である。副業は最初から最後まで全て自己責任でなければならない。

特に時間給でお金を稼ぐ副業ではなく、自分でお金を稼ぐような副業であれば、尚更にこの考え方が重要になってくるだろう。

お客様にお金をいただくというのは、あなた自身への信頼、感謝に対する対価であることを自覚する必要がある。

 

普段、会社組織の中で働いていると、なんとなく仕事をしていれば、毎月決まった日に決まった額の給料が入ってくる。そうなると、お金は人からいただくものという感覚がどうしても乏しくなる。

繰り返すが、お金とは人に感謝されて、その対価としていただくものである。だから、どれほど働こうが、人に感謝されなければ決してお金を稼ぐことはできない。

そして、その方法は誰も教えてはくれない。全てあなたが主体的に考えて、行動していかなければならない。そして、その結果についても全てあなた自身が責任を持たなければいけないのだ。

 

それは自分自身の成長=収入の成長、と言い換えることが出来るだろう。つまり、副業で稼ぐというのは自分自身を成長させることと同義なのである。

そのために、どんなことが起ころうとも全部自分の責任であると考えて、どんな場面であっても、どんなに自分が被害者的な立場になってしまっても、自己責任の意識を持つようにしよう。

そうすれば、あなたの収入は飛躍的に上がっていくに違いない。

 

6.さいごに。

サラリーマンが副業を始めるに当たって、知っておかなければいけないことは多い。普段の生活の中ではあまり考えることもなく、馴染みの薄いことも多いだろう。

だが、それはあなたがこれまでに体験したことのない、新しいことにチャレンジしているということだ。それは自分が成長していることを意味する。

副業を始めることで、あなたは収入以外にも多くのことが得られるだろう。それを楽しみながら、副業に取り組んでほしい。

 

さて次は、「サラリーマンが副業でバイトをするとなぜ会社にバレるのか?」について書いてみよう。