Amazonとebay、副業で取り組むならどちらを選ぶのがいいのだろうかと考えている人へ。「副業を始めるならAmazonとebay、どちらを選んだらいいんだろう。どっちも輸出ビジネスや輸入ビジネスの情報でよく出てくるプラットフォームだけど、実際はどんな違いがあるのかな。いきなり両方は難しいから、とりあえずはじめに取り組むならどちらを選ぶのがいいか教えて欲しい。」
そんな疑問に答えます。
✅ 本記事のテーマ
■目次
1.ebay vs Amazon 副業するのにメインで利用するにはどちらが良いか
1−1.「商売の本質とスキルを磨ける市場である」
1−2.「アカウント停止やキャッシュフローの阻害リスクを防ぎやすい市場である」
1−3.「実績を資産化できる市場である」
✅ 記事の信頼性
この記事を書いている私は、実際にサラリーマンのまま副業で8年ほど輸出入ビジネスをしています。
Amazonとebayの両方を実際にやってみて感じたこと、学んだことを書いています。
》参考 : 「普通のサラリーマンが副業で豊かな人生を手に入れるために必要なたった二つの秘訣」
⬛️はじめに
我々のような副業サラリーマンが、輸出入ビジネスに取り組む際に注意するポイントは手間がかからず、1件あたりの利益額が大きいと言うことだ。
その点では薄利多売型の中国型のビジネスよりも、1件あたりの単価が高い欧米型のビジネスに取り組むのがベストと言えるだろう。
そこで話題に上がるのが、欧米型のネットビジネスでも、2大プラットフォームであるAmazonとebayではどちらが良く副業に向いているのかというものだ。
どちらも、毎日世界で数億人がショッピングをしている怪物プラットフォームである。
我々が、副業で参入する輸出入ビジネスにおいては、仕入れの面でも販売の面でも、必須の市場である。
ただ、その2大市場を活用するに当たって、副業サラリーマンはどちらのプラットフォームをメインとして使っていくべきなのか。
私は副業で取り組むならAmazonではなくebayがおススメであると考えている。
今回は、サラリーマンの副業にAmazonではなくebayがおススメな理由について書いていきたいと思う。
1.ebay vs Amazon 副業するのにメインで利用するにはどちらが良いか
一般的に輸出入ビジネスを副業で展開する際に、必ず使われる世界最大のプラットフォームがある。
それが、ebayとAmazonだ。
私がいただく質問でも、「輸出入ビジネスを始めるなら、ebayとamazomどちらがオススメですか。」というものがかなりある。
もちろん、両方ともにメリットとデメリットがある。
だが、私はメインで使うならebayを使ったビジネスをオススメするようにしている。
なぜならebayにはAmazonには無い大きなアドバンテージが3つあるからだ。
それは、
- 「商売の本質とスキルを磨ける市場である」
- 「アカウント停止やキャッシュフローの阻害リスクを防ぎやすい市場である」
- 「実績を資産化できる市場である」
の3点だ。
1−1.ebayとAmazonの違い「商売の本質とスキルを磨ける市場である」
ネット物販の中でも、Amazon転売はもっとも人気の高い手法の1つとなっている。
ざっくりAmazon転売を説明すれば、海外アマゾンと国内アマゾンとの価格差をasinコードというアマゾン独自の商品分類コードに照らして専用ツールであぶり出して、国内側もしくは海外側に無在庫で大量に商品を並べて売れたら仕入れるという手法が主体となる。
このAmazon転売の手法は、仕組化もやり易く、手離れも良いため、サラリーマンの手がける副業にはとても適している面が多い。
また、世界中のAmazonはフォーマットが同じであるため、言語が違っても違和感なく利用ができる。
Amazonですでに登録されている商品なら、ワンクリックで出品できてしまう仕組みなので出品する時に商品説明等を考える必要もない。
また在庫を持ってAmazon転売を行う手法でも、FBAのようなオートメーション化しやすい倉庫も充実しているので、リサーチと仕入さえ成功すれば、あとはほったらかしで稼ぐことができる。
短期間で多額の利益を稼ぐ人も多いのが特徴だ。
だが、ここに落とし穴がある。
Amazonの商品ページは、すでにアマゾンで用意されているフォーマットを使う。
そのため他者との差別化も図り難く、単純な価格の勝負になってしまうのである。
仕組化が容易で、手離れが良いため、参入障壁が低く、競合が多くなるため価格競争に陥ることで、消耗戦となってしまうのだ。
それに対して、ebayは多くの部分で自分の裁量を組み込んだ商品ページを構成することができる。
デザインから商品スペックの入力方法など、多くの部分で自分のオリジナル性が打ち出せるのである。
自分の努力と創意工夫をつぎ込むことで、値段だけにとらわれない商売ができて、その結果が明快に自分の収入になって帰ってくる。
これがebayとAmazonを比べた時に考えられるebayの1つ目の優位性である。
1−2.ebayとAmazonの違い「アカウント停止やキャッシュフローの阻害リスクを防ぎやすい市場である」
Amazonは、購入者を非常に大切にするお客様第一主義のプラットフォームである。
低価格の発送料金、柔軟な返品交換など、購入者側にとっては非常にありがたいショッピングスペースであると言える。
ただ、それは販売者にとっては逆を意味する。
アマゾンは、販売者に対しての扱いは非常にシビアである。
顧客の満足を満たすことができなければ、何時にアカウント停止のリスクがあるかわからない危うさがある。
それは時によって、販売者にとっては理不尽極まりない場合もあるのだ。
ちなみにアカウントが止まると、その場で資金がアマゾンに凍結されてしまう。
通常のアマゾンの入金サイクルは2週間である。
これはアマゾンで商品が売れたのち、自分の銀行口座に入金されるまでに14日の期間があるということだ。
その間は例え自分が販売した商品のお金であっても、自分の思うようにはできない。
そして、もしアマゾンにアカウント凍結されたら、2週間たっても手元にお金が入ってこない事態に陥る。
その時、手持ちの資金がなくキャッシュフローが回らなければ、クレジットカードへの返済もできず、あっという間にブラックリスト入りしてしまう。
場合によってはカード破産もありうるだろう。
我々が求める副業の要素は、リスクが少なく安定した収入の柱となるビジネスである。
その意味ではアマゾンを使った転売はそのようなサスペンドリスクが大きいと言えるだろう。
対して、ebayはどうだろう。
ebayは元来のスタートがオークション市場ということもあり、基本的には販売者と購入者のステイタスに乖離は少ない。
今でこそ、Amazonの台頭に応戦すべく、だいぶ購入者よりの方針を打ち出してはいるが、それでもAmazonに比べれば、セラープロテクションの内容は充実している。
誠実な取引を心がけていれば、よっぽどのことが無い限り、アカウント停止のリスクも少ないように思う。
また、ebayは販売後の入金サイクルが非常に短い。
出品者登録後、一定期間を経過する必要があるなどの条件はあるが、基本的にebayでは落札者が入金を行ったタイミングで、販売者の口座に入金される仕組みとなっている。
そのため入金後は即自分の裁量で資金移動をすることができるわけだ。
万が一、何かしらの理由でアカウントがサスペンドされたとしても、資金移動を適切に行っていれば、販売済みの商品代金は自分の手の内にあり、資金ショートによるクレジットカード事故なども起きないだろう。
これが、ebayが持つ2つ目の優位性である。
1−3.ebayとAmazonの違い「実績を資産化できる市場である」
私は、これがAmazonとebayの決定的な違いだと思っている。
Amazonは顧客と販売者との関係性を極限まで隔離する仕組みを構築している。
それは、商品ページの画一化や販売者と購入者間のやり取りはAmazonが仲介して行うなど、様々な点で言えることだ。
そのため、購入者は商品の購入経験についてAmazonで買ったという記憶しか残らないのである。
顧客を資産化すること。これが商売の本質だ。
世界トップのマーケッターであるピーター・ドラッカーの言葉を借りれば
「ビジネスの目的は顧客の創造である。そして、その顧客を維持することだ。」
ということだ。
それはつまり、現在の市場においては顧客のメールアドレスの獲得(リスト化)を意味する。
そのような意味では、アマゾンという市場はその本質からは乖離している。
なぜなら、購入者と販売者との間の関係性は希薄であり、購入者のリスト化もできず、その取引実績を資産化することが困難だからだ。
その資産は全てアマゾンに持って行かれてしまうだろう。
誤解を恐れずにいえば、アマゾンを使った物販は商売ではなく、単にカート獲得合戦のゲームなのである。
対してebayはどうだろう。
ebayでの物販は、顧客との直接的なやり取りが行われて、販売から入金、発送からアフターフォローまで全てが販売者と購入者との間でやり取りされる。
そこには顧客と販売者との人間関係が形成される。
そして、直接的なやり取りを行うことで、お互いの情報共有が行われるだけではなく、最終的に販売者には顧客のメールアドレスを取得できるなどのリスト化に必要な情報が得られるわけだ。
そして、取引実績を積めば積むだけ、そのリストは拡大していくわけだ。
これが商売の資産化である。
日本の昔話でも、老舗の商家が家事にあった際、持って逃げるのは金銀財宝ではなく顧客台帳であったというものがある。
その話からもわかる通り、商売にもっとも価値の高いもの(資産)は、顧客のリストだ。
顧客リストさえあれば、今後サスペンドにあっても、仮にプラットフォームがなくなってしまっても、それに左右されることなく継続的かつ安定的な収入を得ることができるのである。
そして直接取引が可能になれば、無駄な手数料を払う必要もないし、競合に一切踏み込んで来られることのないブルーオーシャンでのビジネスができるようになるのだ。
その下地を作れるのはebayを使ったビジネスなのである。
これが、3つ目であり、もっとも大きなebayのアドバンテージと言えるだろう。
2.さいごに
国内転売で一定の利益を得られるようになったら、次に取り組むべきは輸出入ビジネスである。
そして、時間のないサラリーマンの副業に適しているのは、1件あたりの利益が大きい欧米型のビジネスである。
その中でも、Amazonとebayという2大プラットフォームを比べた場合、商売の本質とスキルが磨けるだけでなく、リスクも少なく、資産形成も可能なebayを使った物販を極めることが、中長期的に見ても取り組む価値のある副業ビジネスと言えるだろう。
さて、次は「ebay輸入の第一歩。まずはebayでアカウントを作ろう。」について書いていこう。