副業サラリーマンが取り組むべき、もっとも成果の出やすいビジネスはネットを使った物販ビジネスだ。
そして、まずは初心者が最短で結果を出すことのできるヤフオクなどのプラットフォームを使った国内転売を極めたい。
そして、そのビジネスの利益が安定してきたら次に取り組むべきは、海外を相手にした輸出入ビジネスだ。
輸出入ビジネスは言語の壁などもあって参入障壁も高いが、ライバルの数も減る上に、市場はバカでかくなるので、売りげも立てやすくなる。
さらに、国内転売と輸出入転売という収入の柱を増やすことでのリスクヘッジ効果も見込めるわけだ。
しかし、物販ビジネスにはもう一つ上のステージがある。
それが、ネットショップでの物販だ。
上で説明した国内転売も輸出入転売も、言うなれば人のプラットフォームを活用したビジネスである。
それに比べて、ネットショップは自分のプラットフォームの中で展開できるビジネスである。
これは様々な点で大きなメリットが生まれる。
最終的には、このネットショップを使ったビジネスにぜひ取り組みたい。
今回は、そんなネット物販の最高峰ともいうべきネットショップを使った物販の概要を書いてみたい。
1.そもそもネットショップとは
今更だが、ネットショップとは何か考えてみよう。
ネットショップとは、商品を販売することを目的として、ネット上に商品情報と、それを購入するためのカート(支払い用システム)を設置して、来店客に対して販売する仕組みである。
ネットショップを構成するものとしては、商品ページはもちろんだが、概要ページ、場合によっては店長ページなど幾つかの要素がある。
そのような意味だけでいえば、これまで当ブログで話題にしてきた、ヤフオクやAmazon、Ebayなどと行ったプラットフォームも言うなればネットショップだ。
また、ヤフーショッピングや、楽天市場などのショッピングモールもネットショップと言える。
それ以外にも、アメブロやFCブログ、livedoorなど、ブログなどのサービスを使って商品を販売することも、言うなればネットショップのようなものだろう。
ただ、当ブログでは、販売のみを目的として構築された「独自ネットショップ」だけをネットショップとして定義したい。
これは、それらのサービスが独自ドメインで設置されており、自分で作成したオリジナルショップが展開されていること。
つまり、すべての要素が自分に所属する資産上で、商売が展開されているということだ。
その意味では、ヤフーショッピングや楽天市場への出品などは独自ネットショップではない。
これらは、ショッピングモールと呼ばれる場所に販売スペースを間借りして、自社のテナントを展開しているようなものである。
つまり、自分の資産ではなく、他社の資産に乗っかっている借用人のようなものだからだ。
そのようなプラットフォーム(他者の資産)に依存しないで、自分独自の販売システムを構築することを「ネットショップを所有する」と定義したい。
そして、今後は、その独自販売システムであるネットショップを作ってほしいのだ。
2.独自ネットショップを作る理由
では、なぜ独自ネットショップを作る必要があるのか。
それは、ひとえにプラットフォームからの自立である。
ヤフオクやアマゾンでどれほど販売できるようになっても、結局はそれらプラットフォームの仕組みや集客力に依存したビジネスでしかない。
なんらかの理由で、その権威を失った瞬間に売り上げはゼロになってしまうのだ。
言うなれば、他人の土俵で踊らされているだけである。
自社ネットショップは、ドメインと呼ばれるネット上の空間を自分で購入して、そこに自分で作成したショップを設置している。
そして、自分で集客を行い、お客さんにお店のファンになってもらい、商品を購入していただく仕組みを持つことである。
住まいでいえば、プラットフォームは賃貸住宅、自社ネットショップは自己所有住宅ということになるだろう。
独自ネットショップの構築とは、言うなれば自分の家を立てること、自分の城を持つことなのだ。
そして、それはつまり誰からの縛りもなく、全てを自分の思うようにできるということである。
つまり、それがビジネス上でいう真の「資産」なのだ。
3.ネットショップを作るまでの流れ
それでは、ネットショップを作る上で必要な要素を簡単に述べてみよう。
ネットショップ作成には、大まかに8つのステップがある。
- 何を得るか決める。
- ネットショップのスタイルを決める。
- 仕入れ先を確保する。
- ネットショプを作るカートを決める。
- 必要なページを作っていく。
- 商品を登録する。
- お客様を集客するための施策をうつ。
- リピート化を目指したアフターフォロー。
3−1.まずは、何を売るのかを決める。
基本的な考え方は、プラットフォームで販売する商品を選定する方法に準じて考えれば良い。
ただネットショップに関しては、その他に幾つか考えていかなければいけないことがある。
それについては、別記事にて述べてみたいと思う。
3−2.販売スタイルを決める
次に考えるのは、ネットショップの販売スタイルである。
これは大きく分ければ、在庫型を基本にするのか、それとも無在庫型にするのかということだ。
どちらのスタイルを基本とするのかで、ショップの作成方針が大きく変わってくることになる。
まあ、ショップ運営を長く続けていくと、無在庫型でも売れ筋は在庫を持つようになったり、逆に在庫型でも高額商品は無在庫でお取り寄せにしたりなど、混ざってきたりもする。
それでも基本方針としてどちらを中心に据えたショップ構成をするのか決めることが大切なのだ。
3−3.仕入れ先を確保する。
次に、商品を確保するための仕入れ先を見つける。
結構、ここをないがしろにする人が多いのだが、特に無在庫型のネットショップを運営する上では、安定した商品供給と利益の確保を左右する超重要なポイントなのだ。
実際にネットショップを作った後、せっかく売れたのに商品が手に入らないことになったら、全く意味がない。
この仕入れ先をがっちり確保してからショップの構築に入るのが正しい順番なのである。
3−4.ネットショプを作るカートを決める。
ネットショップを作ると言っても、一からHTMLを組んでショップを作る必要はない。
今は、初心者でも簡単にネットショップを作ることができるサービスがたくさん存在している。
具体的なサービスの詳細は別記事に譲るが、とにかくネットショップ作成自体は、思ったほど難しくない。
ただ、そのショップを構築するサービスをどこにするかというのは、長くショップ運営をする上で結構重要な問題だったりするので、しっかり選ぶようにしたい。
3−5.必要なページを作っていく。
ネットショップには、構成上不可欠な要素がいくつか存在する。
当然、商品ページは必要だし、トップページや店舗の紹介ページ、決済方法のページや、特商法に付随したページなども必要だろう。
それだけではなく、お客様の信頼を構築するためのページや、集客をするために書くブログのページなどもある。
ヤフオクなどプラットフォームでのビジネスでは、それらのページは出来上がっているので、自分で作る必要はないが、独自ネットショップではそれらすべての要素を自分で作成する必要がある。
3−6.商品を登録する。
ショップの枠組みができたら、次は具体的な商品の登録ページを作っていく。
この商品登録についても、売れるページにするために必要な要素はたくさんある。
また、商品登録数や価格設定なども、在庫型なのか無在庫型なのかで戦略も異なってくる要素もある。
それら重要な要素も加味しつつ、一つ一つの商品登録を行っていくことになるだろう。
3−7.お客様を集客するための施策をうつ。
せっかく、ネットショップを作っても、お客様に来ていただけなければ意味がない。
そして、この集客というフェーズが、ビジネスの中でもっとも難しい部分なのだ。
ここが、プラットフォームを利用したビジネスと独自で行うビジネスのもっとも大きな違いだと言ってもいい。
お客様の集客を行うためには、多くの知恵と工夫、多くの時間を割くことになるだろう。
その方法についてはいろいろな方法があるのだが、詳細は別記事で説明することにしよう。
いずれにせよ、この集客ができるかどうかで、あなたのネットショップの成功が決まると言ってもいいだろう。
3−8.リピート化を目的としたアフターフォロー。
ビジネスの世界では、一般的に販売の7〜8割程度が既存顧客のリピート購入で構成できるようになれば、安定化すると言われている。
それだけ新規顧客を獲得するためのエネルギーは膨大なのだ。
一方で、一度購入してくれたお客様は、すでにあなたの店舗への信頼も構築されており、商品購入に対する心理的障害も低く、また高額商品の購入もしれくれたりする。
そして集客コストもほとんどかけずとも店舗に来店してくれる。
言うなれば、独自ネットショップの長期的な成功の鍵は、この既存顧客のリピート化ができるかどうかにかかっているのだ。
4.さいごに
物販ビジネスの最高峰のステージである独自ネットショップ。
人のプラットフォームを活用したビジネスからの脱却により、誰の影響もうけることなく、本当に自分の力で商売をする最強の手法である。
そして結果的には誰からの搾取もなく、販売の成果、お客様満足の対価がすべて自分のものになるということなのだ。
この力が身につけば、あなたのビジネスの基盤がさらに固まるだけでなく、今後どんなビジネスを展開してもきっと大いに役立つノウハウとなるだろう。
そんな最強のノウハウを、これから数回に渡り、このネットショップ運営に必要な情報を記載していきたい。
まずは、「自分のネットショップを作ると得られる大きなメリットとは。」について書いてみようと思う。