サラリーマンの副業にもってこいなビジネスである物販。その中でも成果が出やすい国内転売にめどがついた先にオススメなのが輸出入転売ビジネスだ。

ただ、輸出入転売を行う上で悩みの種となるのが「言葉の壁」。

私は「輸出」「輸入」の両方をやっているので、日本国内で仕入れた商品を国外へ輸出したり、海外で仕入れた商品を国内で販売しているわけなのだが、当然、いずれの場合も海外の人とやりとりをする。

基本は「英語」だ。

ただ、こういった輸出、輸入ビジネスにおける言葉の壁は、実際にこの手のビジネスを一切行っていない人ほど、その壁を高く捉えている傾向にある。

実際、私のところにあるご相談の中で、もっとも多いのが「海外とのビジネスは英語ができないとダメなんですか」というものだ。

ただ、実際にやっている身としては、言語の壁なんていうものはそこまで高いとは感じていない。

今日はそんな輸入、輸出ビジネスにおける言葉の壁である「英語力」「語学力」について書いてみこうと思う。

 

1.輸出入ビジネスで必要な英語力ってどれくらい

輸出入ビジネスを展開するに際して、どれくらいの英語力が必要なのだろうか。

正直に言おう。

英語力は必要がないと言って良い。

なぜなら、語学の壁を超えるためのツールはすでに無料でネット上に転がっているからだ。

 

少し昔話になるが、私が若い頃は、フィリピンパブ全盛期、そこからロシアンパブ、ウクライナパブなど様々な形態のお店が登場した。

アラフォー世代のあなたなら、一度くらいは飲みに行った経験がおありだろう。

その中でも、私のお気に入りはウクライナパブであった。

とにかく、女性が美しい。

まるで彫刻のように整った顔立ちとスタイルに、心底ため息が出るほどであった。

そのようなお店に行かれた方ならお分かりだろうが、彼女らと会話をすると日本に来て間もないながら、とてもしっかりとした日本語を使っていることに驚いたものだ。

面白かったのは来日後、どれだけ滞在したかによって語学力が格段に向上していくことだ。

生活をかけた真剣な志が、彼女たちの語学力を飛躍的に高めていくのだろう。

 

そして今、その時と同じ感情を持っている出来事がある。

それが、グーグル翻訳というシステムの進化のスピードだ。

 

例えて言うなら、私が輸出入ビジネスを始めたことのグーグル翻訳は、まさに来日して2日目のウクライナの女の子のようだった。

正直、英語を翻訳するのだが、意味不明この上ない文章となり、まるで理解ができないものであった。

それが現在は、ほぼ内容を理解する上では全くもって問題ないレベルにまで達している。

それはもう、来日後10年経った子レベルだ。

 

一例をあげてみよう。

 

これは私がアメリカから商品を仕入れようとした際に、アメリカのショプから来た返答をグーグル翻訳したものだ。

確かに、少し不思議な日本語ではあるが、意味はしっかり理解できるだろう。

もちろん、相手にメールを送る時もグーグル翻訳を使えば、あなたの日本語が英語に早変わりしてくれるのだ。

これでおわかりいただけただろう。

今後、あなたが輸出入ビジネスで必要となってくる語学力は、英語を理解する能力ではない。

来日後、10年程度たったウクライナの女の子の日本語を理解できるレベルであれば良いということなのだ。。

 

2.輸出入ビジネスで使える翻訳ツール

さて上述した通り、ネット上の無料ツールを駆使すれば、英語の壁に悩まされることはなくなる。

では、どのようなツールを使えば良いのかといえば次の二つがあれば十分だろう。

2−1.グーグル翻訳

https://translate.google.com/?hl=ja

上で使った通り、グーグルが提供している無料の翻訳ツールだ。

英語に限らず、世界各国の言語を翻訳できる優れものである。

なくてはならないパソコン版翻訳こんにゃくだ。

 

2−2.グーグルChrome

これはサイトではなく、ブラウザである。あなたが現在、インターネットエクスプローラーやファイアーフォックスを使っているのであれば、是非あなたのPCにGoogle Chromeもインストールしておいてほしい。

このグーグルChromeを使えば、自動的に英語サイトを日本語に翻訳してくれる機能が付帯している。

わざわざグーグル翻訳にコピペする必要もないというわけだ。

使い方は、Youtubeなどで複数説明動画があるので参考にしてほしい。

 

とりあえず、この二つがあれば問題なくビジネスを展開することができるだろう。

ちなみに、私もこの二つしか使っていない。

 

3.英語ができることのメリットは

これまで説明してきた通り、様々な便利ツールなどうまく使いこなせば、輸出入ビジネスに英語力は必要ない。

ただ、もしあなたが英語を含めた語学力があるというなら、当然それは大きなアドバンテージにはなる。

基本的に、インターネットを使った物販事業で必要なのは「喋る言語」ではなく、「書く言語」だ。

そこにはメールや、各プラットフォームの持つコミュニケーションシステムを活用することで、使われるわけだが、もしあなたに語学力があれば、ビジネスのスピード感は間違いなく加速化する。

それは、相手とのやり取りにおける時間の短縮であったり、「喋る言語」を活用することで、直接相手とコンタクトをとって、関係強化や仕入れ交渉を円滑に行うなど、様々な可能性が広がる。

国内転売の章でも述べた通り、商売の基本は顧客との信頼関係作り、そのために必要なのが顧客との円滑なコミュニケーションだ。

それなら、当然語学に長けた人間が、密なコミュニケーションを顧客や仕入れ先と取ることができれば、商売の伸びしろは格段に高まることは間違いないだろう。

ただ、誤解がないように繰り返すが、言語能力はあくまでもコミュニケーションを円滑にするためのツールでしかない。

あなたが商売人としてのマインドセットを高めて、お客様や仕入れ先のことを本気で思った対応をすることができるのなら、英語などしゃべれなくても全く問題はないのである。

 

4.さいごに

輸出入ビジネスでもっとも大きな参入障壁と言われる言語の壁。

その壁を乗り越えることができれば、その先には競合の少ないブルーオーシャンが待っているわけだ。

そして、その壁を超えるのは思ったほどに難しくはない。

無料ツールを駆使して、あなたの商売人としての気構えを高めていけば、間違いなくビジネスは成功するだろう。

 

さて、次は「普通のサラリーマンでも出来る、まずはオススメの輸出入転売ビジネスの手法。」について書いていこう。