これまでいろんなネットビジネスに取り組んできた経験から言えるのは、カメラを商材とした転売ビジネスでスタートするのが、まずは最速で収入基盤を築き上げることができる手段だと思う。

そしてカメラを主力商品として扱いながら、国内転売と輸出入ビジネス、そして独自ネットショップの運営を加えたハイブリッド戦略を築いていくのがベストだろう。

これが軌道に乗れば、誰でも月30万円程度の利益なら安定して確保できるようになる。

 

ただお金を稼ぐ仕組みは理解できたし商材もカメラを扱うことに決めたのは良いが、カメラ転売でビジネスを始めるなら、まずどれくらいの資金が必要なのだろう?

そこは結構、誰もが考える疑問かもしれない。

そんな疑問に答えるために、今回は「実際にカメラ転売で必要な資金はどれくらい?」について、書いてみたい。

 

1.カメラ転売で必要な資金はどれくらい?

実際に、カメラ転売を始めるに際して、よく聞かれる質問が

「カメラ転売を始めようと思いますが、どれくらいの資金があれば良いですか。」

というものだ。

 

ここは、綺麗事なしに、伝えなければならないが、やはり在庫を持った物販ビジネスは資金量の大小で稼げる金額が大きく変わってくる。

当然、カメラ転売も例外では無く、資金はあればあるほど、有利にビジネスを展開できるのは間違いない。

では実際にどのくらいの資金があれば、どれくらいの利益が出せるのか書いてみよう。

 

2.まずはスタートで必要な資金を考える。

まず国内転売をメインとしたカメラ転売を例にあげれば、私が行っている手法であれば、大体利益率が35〜40%ぐらいが平均となる。

これは、戦略によっても変わってくるが、私がコンサルさせていただいている方を見ていると、始めたての方でも大体25〜30%ぐらいは出せていると思う。

つまり、100万の売り上げで大体25〜30万円の利益が出せる計算である。

 

100万を売り上げで立てるためには、1品について2万円の商品を平均して販売するなら50個を月に販売することになる。

それで、1品あたり5000円程度の利益が稼げるわけである。

1日1個から2個程度売れれば十分だろう。

 

そこで必要となる資金はどれくらいかと考えると、月に大体資金が2回転させると考えた場合、100万の売上げを立てるためには、50〜70万円ぐらいを持っていれば、計算上100万の売上げが立つことになる。

この計算でいえば、月に30万円を稼ぐためには50〜70万円の資金があれば良いと言うことになるだろう。

そして一ヶ月で50〜60個程度の販売個数が必要ということだ。

 

3.戦略が変われば、必要な資金は変わる。

ただ、一概に上の金額だけが正解では無い。

私の知っているカメラ転売で月収100万以上を安定して稼いでいる方は、常時500〜600万円程度の在庫を持っている。

出品数では500個程度である。

 

その方の戦略は、特に値下げもせずにヤフオク上に高値で陳列しておいて、売れるのを待つスタイルだ。

そのため、必然的に大量の在庫が必要となるわけである。

 

でも、我ら普通のサラリーマンが、そんなご立派な資金を始めから持っているわけがない。

少しでも回転率をあげるために、定期的なルールを決めて値段を下げつつ、売れ安い価格を見つける作業を繰り返す必要がある。

当然、利益率は下がってしまうし手間もかかるが、代わりに回転率が上がって在庫を回すことができる。

資金が無いと言う弱みを、作業量でカバーするわけである。

 

この作業を繰り返すことで、月に在庫を2回転程度できるようになれば、少資金でも売上げが立てられる状態となるのだ。

ちなみに恥を晒すと、私がカメラ転売を始めた頃は、へそくりの5万円と不用品転売で稼いだ20万円程度を駆使しながら、回転数を上げまくるためガンガン値下げをしていた。

当時は、1円出品という手法もある程度使えたため、回転率をあげることは比較的容易であったことも追い風だった。

 

ただ、現在はこの1円出品と言う手法はオススメできない。

昔ほど、値段が上がりづらく、取り消し作業など不誠実な手法も使わなければならないため、現在の市場ではあまり役に立たないのだ。

ただ、現在はヤフオクでカード決済が手数料無料となった。(昔は購入者が手数料を払う必要があった。)

 

なので、信用力と言う武器のあるサラリーマンなら、クレジットカードを使うことで、それも資金に含めることができる。

ちなみに、今の私は現金決済は使わず、ガンガンにクレジットカード枠を使って仕入れを行っている。

クレジットカードを使った仕入れは、資金不足を補うだけで無く、ポイントが貯まったり、いろいろなメリットがあるのだ。

 

その件は、また別の記事に譲ることにしよう。

 

そして私が提唱する、国内外転売と無在庫ネットショップなどを融合したハイブリッド戦略にすることで、さらにキャッシュフローが良くなるのである。

 

なお、販売後の入金は即金となるため、カード支払いで仕入れを行っていれば、支払いは一ヶ月半後くらいの余裕があるはずなので、キャッシュが手元に残るようになるだろう。

 

ちなみに、ここでリボ払いや分割払いを押す人もいるが、私はあまりオススメしない。理由は、自分の信用力に傷がつくからだ。

簡単に使えるリボ払いだが、これは銀行にとってはサラ金からの借り入れと同義らしい。

クレジットヒストリーに負のポイントがついてしまうことを自覚しよう。

 

話が脱線したが、カメラ転売で安定して30万円程度の利益を出すためには、現金とクレジットカード枠で70〜100万円程度が準備できれば良いだろう。

それだけの金額を現金で準備するのは難しいかもしれないが、クレジットカード枠も加えられるなら、一般的なサラリーマンであれば、それほど高いハードルでは無いだろう。

 

ただし、クレジットカード枠だけでビジネスをすることは決してオススメしない。

万が一、商品販売のサイクルがクレジット支払いのタイミングに追いつかなかった場合、残高不足で支払い不能状態になってしまう。

最悪、リボ払いや分割払いで乗り切ることは可能だが、上記の理由から私はオススメしない。

そういう意味では、やはり現金で20〜30万円程度を常時手元に持っているのが安心だろう。

 

4.さいごに

カメラを商材としたハイブリッド戦略。

その収入基盤を最速で築き上げることができる手段を実現するために必要な資金はわかったことだろう。

これが軌道に乗れば、あなたにも月30万円程度の利益なら安定して確保できるようになるに違い無い。

 

さて次は、「サラリーマンがカメラ転売で10万円稼ぐまでにはどれくらいの期間がかかるのか。」について書いてみよう。