我ら副業サラリーマンが取り組むべき、国内転売と輸出入転売、そして独自ネットショップを融合させた物販のハイブリッド戦略。
このハイブリッド戦略にもっとも適した商材であるカメラを使って、まずは最初のステップである国内カメラ転売からスタートしよう。
ただ、そこで二の足を踏む人が多いのが、カメラの知識がないことへの不安。
カメラの知識がないと、お客様からの質問にも答えられないし、そもそも販売する商品の状態確認すらもできない。
でも心配はご無用。
前回の記事でも書いたが、私はカメラに対する知識は全くと言って良いほど持ち合わせていなかった。
→ カメラの知識はまるでなし、それでもカメラ転売はできるのか。
そんな私でも、カメラ転売を始めてから、多くのカメラやレンズに触れて徐々に知識がついて行った。
わからない時はグーグルさんやウィキペデイアさんにお伺いを立てながら、現在は人並みの知識くらいはもち合わせるほどになった。
出品前の検品作業を繰り返すことで、カメラの構造や使い方などをマスターして行ったのである。
実際のところ、カメラ転売で必要な知識は範囲も狭く、傾向もある程度決まっている。
検品作業もチェックするポイントは決まっているので、カメラ転売を続ける中で何回も見ていればすぐにわかるようになる。
ただ、それでも不安と言う人もいるかもしれない。
そこで今回は、カメラ転売における検品のポイントについて説明しよう。
1.カメラ転売における検品作業の概要
カメラ転売において、必要となる検品作業は大きく分けて2つである。
それは、カメラボディの検品作業と、カメラレンズの検品作業だ。
1−1.カメラボディの検品
カメラボディのチェック要素は大まかに2つである。
- 外観のチェック
- 動作チェック(シャッターのチェックとその他機能のチェック)
1.外観のチェック
外観のチェックについては、外観に目立ったキズやへこみが無いかをチェックする。
このあたりは主観的な要素が入ってくるので、商品説明欄の文章では伝えることが難しい。
実際、どこまで細かくみる必要があるかという疑問もあるかもしれない。
重要なのは、のちのちクレームになりそうな点はしっかりチェックして、商品写真にしっかり写して示せるようにしておくことである。
百聞は一見にしかずだ。
隠そうとして曖昧にしてしまうと後で必ずクレームなる。
中古品を扱っている以上、丁寧に利用していたとしても、ある程度の傷があるのは当たり前である。
あとは、購入者が受け入れられる程度であるかどうかだけだ。
カメラの外観のチェックポイントを上げておくと、大きく3つ。
- 外観にへこんだりしているアタリがないか?
- 塗装はげや傷が無いか
- スレがある個所がないか?
これらをチェックして欲しい。
もし少しでも何か痕跡があれば、しっかり写真で撮って掲載しよう。
2.カメラボディのシャッターと動作機能のチェック
カメラボディの動作チェックについては、その商品をカメラのキタムラなど専門店で仕入れている場合は、基本的に自分での動作チェクは不要である。
当然、機械物である以上、タイミング的に不具合がおこる場合もあるので購入する直前に動作確認をしてもらうようにしよう。
それ以外から仕入れた場合は、以下のチェックをするようにしよう。
- シャッターが切れるか
- その他の機能が正常か
・シャッターが切れるか
デジタルカメラの場合は電源をONにしてシャッターボタンを押してみよう。しっかりシャッターが切れるだろうか。
ちなみに、カメラの中にはレンズを装着しないとシャッターが切れないものもある。レンズを装着してみてシャッターが切れるか確認してみよう。
レンズによってはエラーが出てしまうものがある。(特にCanon)
これはカメラ本体よりは、レンズ側の問題だったりするが、その点も一応しっかり確認しよう。
フィルムカメラの場合は、フィルムを巻き上げてみて、遅いシャッタースピードから早いシャッタースピードでシャッターが切れているかを確認しよう。
・その他の機能が正常に働くか
デジタルカメラの場合は、以下列挙する。
- 電源を入れて液晶部が表示されているか、くもりは無いか。
- 各種ダイヤルが空回りしないか
- ファインダーを覗いてみてゴミやくもりは無いか、ホコリはどの程度か
- 付属品は揃っているのか
- 付属品などに純正品以外は無いか
- シャッター数の確認
上のポイントを意識して、カメラボディの各機能をチェックしてみよう。
フィルムカメラの場合は、、以下をチェックしよう。
- シャッタースピードは変わるか
- 露出計が動くか
- セルフタイマーは稼働するか
- ファインダーを覗いてみてゴミやくもりは無いか、ホコリはどの程度か
- 付属品は揃っているのか
- 付属品などに純正品以外は無いか
1−2.カメラレンズの検品について
カメラレンズの検品ポイントは以下の3点だ。
- 外観のチェック
- 光学系のチェック
- 動作機能のチェック
1.外観のチェック
外観のチェックは以下の通りだ。
- 外観にへこんだりしているアタリがないか?
- 塗装はげや傷が無いか?
- スレがある個所がないか?
これらの点をチェックして欲しい。当然だが綺麗な方が高く売れる。
2.光学のチェック
レンズ内を見てカメラレンズの中身をチェックして欲しい。チェックポイントは以下の4点だ。
- クモリ
- カビ
- バルサム切れ
- チリ・ゴミ
・クモリが無いか?
クモリのあるレンズは、すりガラスのように覗くと反対側が見えにくい。
・カビがないか?
カビのあるレンズは、蜘蛛の巣状の白線や、白塊のようなものがレンズの中に見られる。
・バルサム切れがないか?
レンズの張り合わせに使われるバルサム(接合剤、接着剤)が、劣化して剥がれてしまっている状態のことだ。
・チリホコリが無いか?
レンズ内に細かなホコリはチリの混入がないかを確認しよう。
3.動作機能の確認
カメラレンズのズームリングやピントリングが正常に動くかを確認する。
AFレンズについては、カメラと連動して、しっかりズームが効くかピントが合うかを確認しよう。
フィルムレンズに関しては、絞りバネの動きや、ヘリコイドのグリス状態などを確認しよう。
以上が確認方法の概要である。
デジタル一眼レフとフィルムカメラ、AFレンズとマニュアルレンズなど、それぞれ見るべきポイントは異なるが、しっかりとマスターして検品ができるようになって欲しい。
3.さいごに
カメラ転売で必要な知識は思ったほどに多くはない。
それでも、カメラに馴染みのない人にとっては、はじめの内はわからないことも多く、とっつきにくいかもしれない。
繰り返しになるが、各言う私自身がカメラと言う物体とは全く関わりのない人間であったことから、その気持ちは痛いほどわかる。
だが、一度カメラ転売の基礎的な情報や知識を身につけてしまえば、それほど難しいことはないのだ。
それに、わからないことがあっても、近くのカメラ屋さん等で店員さんに質問したりすれば、たいていのことは解決してしまう。
私も未だに、わからないことはカメラ屋さんに行ったり、ヤフー知恵袋などを活用して教えていただくようにしている。
ちなみに、カメラ屋の店員さんと仲良くなれば、色々な知識も教えて頂けるだけではなく、良い商品なども紹介してくれるようにもなったりする。
カメラ屋さんはどんどん活用しよう。
さて次は、「それでは実際に販売してみよう。販売先や注意点について。」について書いてみよう。