別記事「副業サラリーマンよ、カラーミーショップを使って売れるネットショップを作ろう。」で、ネットショップの作り方を説明した。

 

カラーミーショップなどのショッピングカートASPを使って、かっこよくて高機能なネットショップができたことだろう。

 

そして、大手企業のネットショップや、楽天市場やAmazonなどの強力なライバルサイトにも負けないお客様の信頼を得るための施策をショップのいたるところに張り巡らした。

 

「よし、これでジャンじゃん商品が売れていくぞ、ウッシッシ。」

 

とあなたは今、そう思っているかもしれない。

 

あまい!

 

あなたはまだ、もっとも大切なことを忘れている。

そう、それはお客様にあなたのお店まで来てもらうこと。

 

つまりネットショップに「集客」をすることだ。

 

このネットショップへの集客というのは、とにかく難しい。

多くの企業が、ビジネスを展開する上でもっとも苦戦するのがこの集客と言うフェーズである。

 

この集客を制するか否かで、あなたのネットショップ運営の成功が決まると言っても良い。

 

まずは、その最難関「ネットショップへの集客」を攻略するために必要な知識と対策を、今回の記事で学んで欲しい。

 

 

1.ネットショップで集客する方法

ネットショップに集客をする方法は大きく分けて4つの方法がある。

1.SEO対策による集客

2.SNSを活用した集客

3.メルマガを使った集客

4.PPC広告を使った集客

 

 

 

1−1.SEO対策によるネットショップへの集客

SEOというのは、サーチエンジン最適化(Search Engine Optimisation)の頭文字である。

GoogleとかYahooといった検索サイトで、自分のウェブサイトが希望のキーワードで検索されて上位に表示されるようにする対策のことである。

 

はっきり言って、このSEO対策というのは超難しい。

 

特に、ビッグワードと呼ばれる、多くの人が興味を持って検索するワードで上位表示を狙うのは、我々素人には不可能だ。

 

例えば、あなたの扱っている商品が「バイアグラ」だとしよう。

その「バイアグラ」というワードは、日本中で鬼のような人数の人たちが検索をするワードである。

 

そうなると、バイアグラで上位表示できるSEO対策が施せれば、それはもうチョモランマな人数の人を自社サイトに引っ張り込むことができてしまう。

 

だが、繰り返しになるが、そのようなビッグワードは多くのSEOプロフェッショナルが狙っているワードであり、とても入り込む余地はない。

そこで、あなたが狙うのは、もっと検索する人間が少ないが販売に直結する可能性がある言葉である。

 

例えば、

 

「バイアグラ びーん」

「バイアグラ ちゅどーん」

 

のような2語とか3語で構成されるワードだ。

 

そのような、2語や3語などで構成されるワードをロングテールのキーワードという。

 

確かに、「バイアグラ」ほどの検索数はないかもしれない。

でも仮にバイアグラの検索人数が100万人だとしたら、「バイアグラ ちゅどーん」は2000人とかが検索するかもしれない。

 

そして、その多くの人がバイアグラをすぐにでも買いたい人たちであれば、あなたのショップに検索でやってくる人たちは非常に見込みの高い客ということになる。

 

そのような購入に直結しそうで、かつライバルが少なく上位表示されやすいワードを探す。

そして、そのキーワードに合わせてショップのページを構成していくのが、ロングテール戦略によるSEO対策なのだ。

 

キーワードに合わせてページを最適化すること、そしてコンテンツを充実させること。

それを地道に行っていこう。

 

SEO対策はとにかく時間がかかるが、それでもメゲずにコツコツといいページを作って行こう。

このSEO対策を地道に行っていくと、検索エンジンで上位表示されるだけでなく、必然的に成約率も上がる強いネットショップになる。

 

販売に直結するキーワードで、しっかりとしたコンテンツを上げたネットショップを作っていくのだから当然だ。

 

 

1−2.SNSを活用したネットショップへの集客

ブログやYoutube、FacebookなどのSNSを活用して、露出を増やすこと。

それぞれの媒体には多くの人が集まっている。

 

ブログはコンセプトを決めて、1ページにキーワードを決める。

そして、しっかりとしたコンテンツを上げて行くと、SEOが強くなって上位表示される。

 

私のネットショップのブログも、その商品についてがっつりと紹介するページを作っているので、1ページ目の1番上に上がってくることもある。

 

そのページのリンクから私のネットショップにやってきて商品を購入してくれる人も多い。

基本的に、ブログは商品販売をメインとするネットショップと比べても、お客様への訴求力は高い。

 

それは売りつけられるんじゃないかという警戒心もなく入ってきてくれて、素直な気持ちでコンテンツを読んでくれるので、信頼を得やすいから。

 

また商品のことが好きなので、ブログの購読者になってくれたりするので、頻繁にお店に遊びにきてくれるようになる。

 

これはFacebookでも同じだ。

 

フェイスブックも、毎日ニュースフィードなどで上げていると、友達になって読んでくれて、シェアしてくれたりする。

そうすると、たくさんの人に拡散されるので、また好きな人が好きな人を呼んで、お店にきてくれる連鎖がある。

 

とにかく、SNSを使った集客のコツは、売り込み色を一切決して、魅力のあるコンテンツをあげることに徹することである。

 

 

1−3.メルマガを使ったネットショップへの集客

すでに、自分のショップで商品を購入してくださった方へはショップのメールマガジンを送る。

そして、新作のご紹介や、イベントの告知などをメールで行うことで再度店舗に遊びにきてもらう方法である。

 

お客様に忘れられないように、役にたつ情報や、商品に関連する面白い小ネタのようなものを一定の頻度で出していると、また買い物に戻ってきてくれて、リピート顧客になってくれる。

 

ここで大切なのは、買え買えメールは逆効果であるということ。

 

よく、楽天市場などで買い物をすると、ひっきりなしに新商品情報のセールスメールが届くことがあるだろう。

 

あのような商品押しのメールばかり送っていると、まず読んでもらえないばかりか、いずれ迷惑メールで登録解除されてしまうのがオチだ。

 

メルマガの目的はただ1つ。

あなたの店舗の存在をお客様に定期的に思い出してもらうこと。

 

そして、お客様のお役にたつ情報を伝え続けることで、あなたのショップへの信頼と親近感を持ってもらうことに徹することだ。

それを継続的に行っていれば、一定数のお客様が安定的にご来店いただけるようになり、商品の成約率もどんどん上がっていくだろう。

 

 

1−4.PPC広告を使ったネットショップへの集客

最後は、PPC広告を使ったネットショップへの集客である。

これは、今回の4つの集客の中で唯一費用が発生する方法だ。

 

はっきり言って、このPPCを使った集客は、素人の我々にはかなり敷居が高い。

徹底したキーワードの選定、多くのテストマーケティング、損益分岐点の設定、予算設定、定期的な検証と修正。。。。

 

まあ、頑張りゃできる。

 

我々が使っているカラーミーショップは、他のショッピングモールと比べても固定費が安い。

なので、浮いた分を広告費を使って集客をしてみるのも良いだろう。

 

有名どころのショッピングモールの固定費は、安く見積もって月額2~3万円はかかる。

それくらいの金額をPPC広告費として活用できれば、キーワードによって結構な人数を集客できる。

 

Yahoo!プロモーション広告と、Google AdWordsならどっちが良いかっていう質問もいただくことがある。

ただ、この辺は扱っている商品によって使い分ける必要がある。

 

それはユーザー層の違い、キーワード単価の違いなど。

 

とにかく、PPC広告はある程度の経費もかけてトライアンドエラーが必要な分野である。

だから、ネットショップの売り上げが軌道に乗ってくるまでは、普通に無料でできるSEOやSNSを使った集客だけでも良いと個人的には思っている。

 

ただ、あえてアドバイスさせていただくなら、最初からクリック単価を上げない様にすること。

PPC広告で怖いのは一瞬で広告費○万円が吹っ飛んでしまうこと。

 

まずは、低い単価(10円とか)から試してみる。

質の高いお客様が来てくれそうなキーワードを一生懸命考えて、色々試して見るのが良い。

 

ちなみにキーワード選定に役立つページがこちら。

Google Adwords キーワードプランナー 

 

それから、PPC広告代行なんていうのもあるが、あれは絶対にNG。

同じ金額払うなら、自分でいろいろ挑戦してみよう。

 

自分で出来るようになった方が得るものは絶対に大きいから。

 

 

2.さいごに

かっこよく、しかも見やすいデザインで、お客様から信頼されるネットショップができた。

でも、それだけではやっぱり商品は売れない。

 

そもそもお客様がショップに来てくれないのなら、どんなに立派なネットショップを作っても意味はないのだ。

とにかくあらゆる集客方法を駆使してお客様をあなたのショップに呼び込もう。

 

来てくれれば、お客様の喜んでくれる商品やサービスが待っているのだから。