副業サラリーマンが、安定した収入の柱として必ず取り組みたい独自ネットショップ。
カラーミーショップを使えば、デザイン性も高く、高機能なショップを作ることができる。
前回の記事までで、売れるショップを構築するための方法は述べた。
顧客の信頼を得るための施策を随所にちりばめたあなただけのショップを作る考え方は理解できただろう。
そうしたら今度は、一番大事な要素である、「そのネットショップで何を売るのか」を決めよう。
ヤフオクやebayで販売するための商品選定については、過去記事で述べた。
ネットショップで扱うべき商品も、基本的な考え方は一緒である。
ただ、プラットフォームのような集客にも困らず、大手とも対等に渡り合える市場ではない、ネットショップでの商売については、もう少し突っ込んだ商品選定が必要だ。
今回は、副業サラリーマンが取り組むネットショップにはどのような商品が適しているのかについて、解説してみよう。
1.副業サラリーマンがネットショップで取り扱うべき商品
副業サラリーマンにオススメの商品特性は以下の5つを複合的に満たす商品である。
- 単価が高い商品
- マニアがいる商品
- サイクルが長い商品
- 日本を中心に世界に広がる商品
- 中古市場のある商品
1−1.単価が高い商品
まずは商品単価が高いことである。これは、1件あたりの利益額が大きく取りやすいことが理由だ。
本業を持つ我らサラリーマンにとっては、なかなか副業に避ける時間は少ない。
そんな我々が効率的に利益を上げていくためには、できるだけ1件あたりの取引で多くの利益を獲得する必要がある。
個人的経験から言っても、一人で商品発送などの管理ができるのは、1か月で100件が限度である。
もちろん外注を活用すれば、もっと多くの商品を扱えるだろうが、商売を始めて間も無いうちに外注費を払うのは正直痛い。
いずれにせよ、1件あたりの利益が多ければ取り扱い量も少なくて済むし、出入金の手間や、期末での決算手続きも楽になる。
前回の記事でも書いたが、やはり副業サラリーマンが効率的にお金を稼ぐのであれば1件当たり最低3000円程度の利益は確保したい。
そうすれば、100件の取引で30万円の利益が得られるだろう。
1−2.マニアがいる商品
3000円以上など大きな利益を取れる商品を選ぶ上では、基本的にどこでも購入できて価格競争に陥りやすい商材は極力避けたいところだ。
競合が少ないジャンルなら、間違いなくマニア向けの商品を選ぶべきである。
基本的にマニア向けの商品は流通量も少なく、どこでも買えるわけでは無い。
だから、大手はなかなか手を出しにくい分野であり、ニッチな個人店などが取り扱うには適しているのだ。
だから価格競争などに陥る場面もほぼなく、売り手が望む金額で売れる可能性が高い。
これがマニアにとって涎垂モノのレア商品であれば、一気に数万円の利益を確保できるような場合も出てくるだろう。
ちなみに私は現在、国内2店舗、海外1店舗の合計3店舗を運営しているが、扱っている商品は、全てマニア向けの商品である。
例えば、程度の良いレアものになれば一発で10万円以上の利益が取れるものも少なく無い。
ポイントは、欲しいものにはお金に糸目をつけない富裕層が趣味にしているような商材で、1商品あたりの単価が高いものを扱うことである。
そのような人たちが欲しがる商品を販売することができれば、作業量もほとんど無い状態でも月に余裕で30万円を稼げるようになるだろう。
1−3.プロダクトサイクルが長い商品
商品サイクルが長い分野を扱うことも重要だ。
アパレルなど季節ごとに新商品がどんどん出てくるようなものはあまりサラリーマンの副業で選ぶ分野としてはオススメしない。
商品登録の作業も大変だし、季節ものは売り切れのリスクなども非常に高い。
特に、無在庫販売を中心としたネットショップでは、これはかなり大きい問題である。
また、在庫型のネットショップであったとしても、流行物などを扱うと、不良在庫のリスクなども出てくる。
これは正直致命傷レベルにやばい。
オススメなのは、1つの型番が出たら数年間は新作が出ないような分野だ。
あとは、仮にアパレルのような新作が旺盛に出る分野であっても、昔からの定番商品がずっと売れ続けているようなブランドなどは良いだろう。
このような商材は、一度商品登録してしまえば、当面の間は新規登録の問題は発生しない。
また、定番商品であれば、仮に在庫として保有したとしても、長いスパンでみれば売れ残るリスクも格段に少なくなる。
そして、定番商品は比較的単価が高額となる場合も多いので、その点でもオススメだ。
サイクルの長い商品は事務負担も少なく、作業負担も軽い商材と言えるだろう。
1−4.日本を中心に世界に広がる商品
日本にもっとも強いブランドやメーカーが集中しており、国内流通量も多く、仕入れがしやすい商材であることを意味する。
また、海外向けネットショップ向けの商品としては素晴らしく相性が良い。
海外にも同レベルのブランドやメーカーがある商品であれば、国内ネットショップでも汎用がきくのでさらに良い。
当ブログでは、国内転売と海外輸出、国内外のネットショップのハイブリッド戦略を推奨している。
その条件を満たす上では、この日本を中心に世界に広がる商品を扱うというのが最強と言えるだろう。
1−5.中古市場のある商品
中古品を扱う一番のメリットは、新品に比べて競合が圧倒的に少なくなることと、利益率が高くなることだ。
基本的に、中古品というのは、全て1品物となる。
同じ製品であっても、保存状態や使い方、その他様々な要素で、それぞれの商品の価格は大きく変わる。
また、中古商品は定価がなくなるので、出品者と購入者の需給バランスや交渉次第で、値段が大きく変化するなど商品以外の要素でも価格調整ができるようになるのだ。
これはニッチな分野で、1件あたりの利益をガツンと取りたい我々副業サラリーマンにとっては願っても無いことである。
資本力や、スケールメリットを武器に襲ってくる大手に唯一、真正面から戦える分野が、この中古市場なのである。
2.さいごに
副業サラリーマンが取り組むネットショップで扱う商品は、あらゆる手間がかからず、一度に多くの利益が確保できる商材である。
上にあげた条件をうまく組み合わせながら、あなたが取り扱う商材を研究してほしい。
さて次は、「リスクなし、副業サラリーマンにオススメの無在庫型ネットショップとは。」について書いてみよう。