さて、サラリーマンの副業でまず通るべき不用品販売で、あなたの自宅にある不用品はしっかり売り切っただろうか。

きっと、家の中もさっぱりしただけでなく、あなたの手元にも相応の軍資金が溜まってきたことだろう。

不用品販売で、しっかり商売のイロハとヤフオクを使った物の売り方を学んだ後は、次はいよいよ価格差のある商品の仕入れと販売を繰り返す「転売」のステップに進んでいこう。

不用品販売は、自宅にあるいらなくなった物を並べて出品していたので、仕入れという作業は必要なかった。

しかし、商売の基本は、物を安く仕入れて、高く売ること。これができて初めて、継続的にお金を稼ぐことができるようになるわけである。

ただ、この仕入れという作業は、素人が適当にやってできることでは無い。しっかりとしたリサーチと相場感、適切なセールスで初めてビジネスとして機能するわけだ。

だが、そんなに身構えることは無い。しっかりとした前提知識と訓練を積めば、誰でも利益を得られる仕入れができるようになる。

 

今回は、その仕入れも含めた転売を行う上で必要な知識を述べてみようと思う。

 

1.国内転売を始めるならこんな商品がおすすめ

1−1.自分の趣味やマニアのいる商品を狙う。

私が不用品販売を終えた後に、一番最初に始めた仕入れ販売は自分の趣味用品であった。

私はアウトドア、そして風景写真の撮影が趣味なのだが、中古品買取店に行き、アウトドアグッズ、そして風景撮影用のカメラやレンズなどが安く販売されていた場合、それらを購入してヤフオクで販売することから始めた。

なぜ趣味用品から始めたかというと、先に不用品販売を行った際に、自分がそのジャンルの商品を販売したところ、思いがけなく高値で落札されたのがそれらの商品だったからだ。

特にカメラ類は中古買取店に持っていくよりはるかに高い値段で落札されていったのである。

中古品買取店でカメラやレンズなどを見ると、新品であれば2〜3万円するものが、程度が良い中古でも店によっては1万円程度とかでも買えてしまう。

今まで自分でも安い中古品を探して購入していた経験があるが、その後自分がそれをヤフオクで販売したところ、思いもかけず高値で販売できた。

すぐに「これはしっかり商品を見て程度の良い中古を買えば、もっと価格を上乗せしても売れるかも!」ということがわかったわけである。

仮に、もしそれが自分には全く知識の無い商品であった場合は、程度の目利きがわからないばかりか、その商品の使い方さえもわから無い。

わざわざお金を出して仕入れるにも、相場感も無い上に、出品するにしても商品の売り文句や使い勝手なども商品説明文に書け無いだろう。

だから転売を始める場合は、最初は自分にとって全く未知の商品には手を出さない方がいいだろう。

 

つまり「趣味用品がおすすめ!」というよりかは「自分が今まで購入・販売してきた経験のある商品・得意分野の商品が売りやすい」ということなのだ。

不用品販売に出品する商品は、当然自分で購入して使ったことのある商品だ。

しかも、高値で売れる傾向にあるものは自分の趣味などで購入した「こだわりの商品」である場合が多い。

さらにカメラのようなマニアの多いジャンルは特に値段に糸目をつけずに欲しい商品を買おうという人が多いため、利益も取りやすいというメリットもある。

 

そういった意味でも、まずは自分に馴染みの深い趣味用品に中で、不用品販売した際に比較的高値で売れた商品からスタートしてみるのがオススメと言えるだろう。

 

1−2.得意分野の商品がなくても、誰でも買うような年間を通して売れるものは強い。

 

上では「自分が今まで購入・販売してきた経験のある商品・得意分野の商品がおすすめ!」と書いた。

ただ中には 「趣味も特にないし、これといって詳しい商品ジャンルもない・・・」といった方もおられるだろう。

不用品販売をした際にも、特に決まった商品カテゴリーもなく、満遍なく販売できた場合などもそうだ。

そのような場合は、家電などを仕入れて販売するのがオススメだ。

その理由は、ストーブなどの季節需要品を除けば、基本的に年間を通して需要があり、幅広い層にも売れるため、一年中安定して売り上げを作ることができるからだ。

そして家電などのような商品は、この文明社会を生きる一般的な人間であれば、使っていない人はいないので、誰でもある程度の知識は持っているものだからだ。

 

1−3.副業サラリーマンの転売ではオススメしない商材

これに対して、あまりオススメできない商材もある。

それは洋服類だ。

家にある不用品販売をしていると、洋服なども結構販売したりしたかもしれない。

ただ正直なところ、洋服はよっぽどオーソドックスで着回しもしやすいブランド品などで無い限り季節需要や流行りなどがある、非常にサイクルが早い商材である。

そのため、リサーチ時点ではよく売れていたものも、仕入れて販売する段階になったらブームが去ってしまい、大量の不良在庫を抱えるリスクが大きくなる。

さらにスピード感を持った転売を繰り返せる人ならば良いが、基本的に時間の無いサラリーマンの副業として扱う商材としてはあまりオススメできないと言えるだろう。

これに対して、家電などは季節家電でない限り、テレビや電子レンジ、オーブントースターなどの生活必需品家電は年間を通して売れるはずだ。

つまり、国内転売でも安定して売り上げを作りたいのなら、「サイクルが短すぎず年間を通して売れるものを探す」ことが良いとおわかりいただけるだろう。

 

2.さいごに

副業サラリーマンの登竜門である不用品販売をサクッとクリアしたあとは、次のステップである仕入れて売るという国内転売にシフトして欲しい。

そして、まずはじめに仕入れを行うなら、自分の趣味に沿ったマニアのいるような商材か、年間を通じて万人に売れる家電などのような商品がオススメである。

今後、順調に売り上げが伸びていけば、その後はジャンルを広げたり、マニアックな商材に進んでいったりと様々な方法がある。

その際の商材選定の方法は別記事を参照して欲しい。

ただ、繰り返すがどのようなことも順序を追って徐々にステップを上がっていくのが良い。

その上では、今回の記事を参考に稼げる仕入れのコツを掴みながら、しっかりと国内転売の基礎を固めて欲しい。

 

次は、基礎を固めたのちは時間の無いサラリーマンの副業には、どのようなジャンルが向いているのかを、もう少し詳しく話して行こう。

サラリーマンが副業で転売をするなら、どんな商品やジャンルで稼いでいくべきなのか?」について書いていきたい。