サラリーマンが副業で国内転売を始めるにあたっては、前回の記事で書いたような自分の趣味の商品など基礎知識があるものか、万人向けに年中売れる商品がいいという話をした。

その上で、資金も時間も少ないサラリーマンが無理なく継続して転売を行っていくには、その他に気をつけるべきことが4つある。

この点に注意して、さらに取り扱い商品を絞り込んでいくことで、効率的なビジネスが展開できるようになってくる。

 

今回はその4つの点について深く掘り下げてみよう。

 

1.サラリーマンが取り扱うべき商材で注意する4つのこと

1−1.ある程度の利幅が取れる商材

日々の仕事に追われるサラリーマンにとって、副業ができる時間は限られている。

もちろん、ビジネスが軌道に乗ってくれば、今後は外注利用なども視野に入れながらビジネスを進めていくことになる。

ただ、はじめのうちは外注を利用できるほどの資金もノウハウも無いため、基本的にはすべての作業を自分でこなす必要がある。

それならば、できれば作業量は少なく、利益を最大化したいところだ。

そのために考えなければならないのは1回の販売でいかに利益を確保できるかということである。

では1度の取引でどれくらいの利益が得られると良いのか。

私のこれまでの経験からいえば、ここで目安にして欲しいのは、最低でも3000円以上の利幅を取れる商材が良い。

3000円の利益を得られる商品を月に100個販売できれば、月収30万円になる。

自分で商品リサーチから、仕入れ、商品出品、販売後の梱包・発送、その後のアフターフォローなどをすべてこなそうと思ったら、どう頑張っても月に100個程度が限界なのだ。

もちろん、もっと利幅の取れる商品であれば、5000円なら60個出し1万円なら30個の販売で済む。

これが、1個500円程度の利益しか取れない場合は、30万円を稼ぐのに600個の商品を販売して取引して発送しなければならない。

そんなん、無理やって。。。。

 

だから、できるだけ1回の利幅が取れる商材を選定して販売していくことにしよう。

 

1−2.マニアがいるもの

利幅を取れる商品を選ぶ上では、基本的にどこでも購入できて価格競争に陥りやすい商材は極力避けたいところだ。

競合が少ないジャンルという意味ではオススメなのがマニア向けの商品である。

基本的にマニア向けの商品は流通量も少なく、どこでも買えるわけでは無い。

そのため、大手量販店などスケールメリットを生かした商売をしているところでの取り扱いは少なく、ニッチな個人店などで売買されているケースが多い。

結果、地域性や販路の問題なども絡んでくるため価格競争に陥りにくい強みが出てくるのだ。

これがマニアにとって涎垂モノのレア商品であれば、一気に数万円の利益を確保できるような場合も出てくるだろう。

ちなみに私の扱っている商品は、ほぼマニア向けのもので占められているが、その中でもカメラ類などは非常に利益が取れる商品が多い。

例えば、程度の良いオールドカメラのレアものになれば一発で10万円以上の利益が取れるものも少なく無い。

ポイントは、欲しいものにはお金に糸目をつけない富裕層が趣味にしているような商材を扱うことが特にオススメだ。

 

そのような人たちが欲しがる商品を販売することができれば、作業量もほとんど無い状態でも月に余裕で30万円を稼げるようになるだろう。

 

1−3.自分の知識や経験が活かせるもの

これは、上記のマニア向けと重なる部分もあるが、自分の知識や経験が活かせるようなものを扱うのが良い。

例えば、カメラのような世界中にマニアがいて、うんちくを垂れるコレクターが大好きな商品や、コアファンが多いアニメのフィギア人形のようなものもその部類に入るだろう。

また、例えば会社員の中でも本業がエンジニアの方なら、自分が仕事で使っている機械工具などのようなものを扱うのも良いかもしれない。

近年はDIYで日曜大工なんかを趣味にしている方も結構いるようなので、プロ仕様の工具などの説明を専門家の見地で商品説明欄に書いたら、これはなかなかの強みとなるだろう。

 

そんなに傑出した知識や経験でなくても良いのだ。

とにかく一般の人が持っている知識よりちょっとだけでも上回る知識や経験がある分野であれば、それはあなたの大きな強みとなることは間違い無いのである

 

1−4.小さくて軽いものが良い

これでも結構重要な要素であるが、取り扱い商材はできるだけ小さい方が良い。

理由は2つある。

1つ目は商品の発送をする際の費用負担が大きいことだ。

近年はアマゾン対クロネコヤマトの問題から端を発した運送業者の一斉値上げなどもあって、配送費用が大幅に上昇している。

ヤフオクで商品を販売する場合は、お客様に配送料をご負担いただく場合が大半なのだが、やはり配送費用が高いものはお客様としても購入の手が止まりがちになる。

もし同じものが同じような値段で販売されていたら、あとは配送費用などの付加料金の差になってくる。

そうなれば、アマゾンのようにスケールメリットを生かして配送料を下げるいる競合との競り合いにどうしても勝つことが難しくなる。

その点、小さな商品であれば、配送料の点でも比較的安価に収まるので、お客様の心理的障害も小さくて済むだろう。

 

そして2つ目は商品ストック場所の問題だ。

仮にどれほど利幅が取れるとはいえ、冷蔵庫のような大型家電を家においておけば、どれほど邪魔かは想像がつくだろう。

のような意味でも、取り扱う商材はできるだけコンパクトで軽い商材を選ぶのが良いだろう。

 

2.さいごに

本業に忙しく、副業に避ける時間の少ないサラリーマンが効率的にビジネスを展開していく上で必要なことは、1度の取引でできるだけ多くの利益が取れる商品を扱うことであることがおわかりいただけただろう。

そのためにはマニア向けの商品など、大手が手を出しにくく競合が少ない商品を選んでいくのがオススメである。

そのような点を意識しながら商品リサーチを重ねることで、効率的に副業でお金を稼いで行こう。

次は、「国内転売で素早く大きく稼ぐために意識すべき2つのこと」について書いていきたいと思う。